上七軒の鍾馗さん

 上七軒は、京都で一番古い花街です。柏野から上七軒あたりをぶらぶらて、見かけた鍾馗さんを紹介します。


「片手上段」                       顔が胴にめり込んでしまった、「首なし」

猫耳フードを被っているような、「着ぐるみ」    眉毛が特徴的な「ふと眉」

「ヒゲさすり」                      この立体感の無さと瓦への取り付け方は手作り? 

額にこぶが…「3つこぶ」               踏みつけている鬼がちょっとおかしな「獣踏み」と、
                               隣は「裾あげ」

番外編「恵比寿様」                  左わきに抱えているものは隣の恵比寿様から分けて
                               もらった鯛でしょうか?えべっさん

ヒゲと髪型が、「花びら人参」             「ビックリまなこ(いっぽん眉)」

「きつね顔」                        私のイチオシ、「ガッツポーズ」

おまけ、「黄金の平型剣あり」             九条通で見かけた「こぶ爺さん」


 こうやって探して見ると、いろんな鍾馗さんがいますが、これを取り付けた家の人たちは、たくさんの見本の中から「これだ!」と思って家の鍾馗さんを選んだのでしょうか。それとも大工さんにお任せだったのでしょうか。