屋根の上の鍾馗さん

京都の町屋の屋根の上には、鍾馗さんがいます。
 むかし、向かいの家の恐ろしい形相をした鬼瓦のせいで病に伏した女性のために、医者が瓦屋に鍾馗像を注文し、対抗して屋根に置くと、たちまち病は全快したという言い伝えから、厄除けとして置かれるようになったようです。

 鍾馗さんの特徴は、巨眼・多髭で、黒衣をつけ、長靴を履き、右手に剣を取り、小鬼をつかむ姿ですが、屋根の上の鍾馗さんは、大きさ・体型・表情・剣の構えなど、個性的なものが多くあります。


 あるきっかけでその存在を知ってから、仕事で京都市内を走り回っている時もついその姿に目を奪われてしまします。そこで、休みの日にカメラを持って集めた鍾馗さんの姿を少しずつ紹介していきたいと思います。


鍾馗さんは古い町屋で見かけます。


居場所は主に、1階屋根の上です。


こわい鬼瓦は京都ではなぜか、お寺の屋根でしか見かけません。


この方が鍾馗さんです。大きな目、立派なヒゲで鬼を捕まえて、ガッツポーズをされています。


こんな感じで、これから鍾馗さんを中心に、京都の面白発見を紹介していきたいと思います。興味のある方、コメントください。