岩倉ぶらぶら(その2) 実相院と十王堂

いよいよ「実相院」に到着です。

四脚門をくぐると、遠くに比叡山も望めます。

本堂入口で、特別拝観の名札を渡され、中に入ると京都古文化保存協会の方が、フリップを使って
特別拝観部分の説明をしてくれますが、その説明がたどたどしくて、妙に微笑ましいです。


建物内はもちろん撮影禁止ですが、回廊式庭園は撮影可能です。
堂内の黒光りする板間に映った新緑を「床みどり」と呼ぶようですが、床に座って新緑を
眺めていると、時間を忘れて引き込まれていきます。

回廊を進んで、枯山水の庭には、石仏の姿も。「実相院」は見どころも多く、十分満喫できました。


「実相院」を後にして、岩倉の町を駅まで歩きます。

岩倉具視幽棲旧宅」も特別公開中でしたが、ここはパスをして、岩倉川沿いをぶらぶらと。

途中で見かけたお地蔵さん。岩倉には「戸建」ではなく「集合タイプ」のお地蔵さんが多いようです。

「山住神社」。社殿はなく、巨石を「磐座(いわくら)」と呼び、ご神体としたようです。



さらに川沿いを進むと、「あたごさん」と「お地蔵さん」を発見。

大きな石を集めて作られた、何やら立派な祠です。

手を合わせて、ご本尊を拝見してみると、お地蔵さんではありませんでした。
中のお札もいろいろで、どなたが祀られているか分かりません。
近くの橋には「十王堂橋」と書かれていたので、「十王堂」というのでしょう。
調べてみると、「十王」とは地獄の裁判官のこと。その中でこの方はどなたなのでしょう?



1日でいろいろな発見と出会いのあった、岩倉ぶらぶらでしたが、最後は踏切横に1軒堂々と店を構える、「岩倉駅前商店」のネーミングに癒されながら、「きらら号」に乗って帰路につきました。
岩倉はなかなか楽しいところですので、ぜひまた行きたいと思います。