東山ぶらぶら〜その3

さらに松原通りを東に進み、「六道珍皇寺(ちんのうじ)」へ。

ここは冥界の入口で、ここから小野篁(おののたかむら)が閻魔大王のもとへ通ったという伝説が残されています。

小野篁閻魔大王

本堂右手にあるのが、「迎え鐘」。この鐘の音は冥土まで響くので、精霊をこの世へ呼び戻すことができるそうです。

こうやって綱を引くと、鐘が鳴ります。中はこんな感じ。

この本堂の裏側に、小野篁が冥界へ行くのに使った「冥土通いの井戸」があります。しかし、井戸は格子の隙間から覗くだけで、近寄ることはできません(残念!)。因みに、冥界への入口はここの井戸ですが、帰りは化野の井戸へ出てきていたそうです。

本堂に納められている「薬師如来像」と「たかむら地蔵尊」。そして本堂の左手にある、石仏群。「六道地蔵」と呼ぶそうです。


珍皇寺を出て、住宅街を北へ上がります。

通り道にあった、お地蔵さん。お地蔵さんと町屋は良く似合います。


建仁寺を通り抜け、四条通りへ。

最後は四条大和大路東にある、仲源寺「目疾(めやみ)地蔵」へ。もともとは雨宿りに立ち寄ったので「雨止(あめやみ)地蔵」と呼ばれていたのが、いつしか転じて「目疾地蔵」となり、眼病平癒のお地蔵さんになったとか。ここは、四条通りに面しているので、次々と参拝の人が訪れます。


これでシルバーウィークのお地蔵さん巡りは、終点です。



おまけ。四条大橋から見た、納涼床と点在するアベック(古っ)と秋の空。最近は河原のカップルを狙った置き引きが増えているそうなので、みなさん気をつけましょう!