東山区ぶらぶら〜その2
続いて、大黒町通りを北に上がると、松原通りの手前に、延寿寺があります。
ここには、ちょっと珍しい「洗い地蔵」があります。
ですから、本堂脇で扱っているお供えも、たわし。心清らかにお地蔵さんを洗うことで、知らず知らずの内に身に付いた心の汚れも、清められていくそうです。私も心を込めて、洗わせて戴きました、合掌。
松原通りの突き当たりにあった、お地蔵さん。ベンチシートタイプのお供え台がユニーク。この日はシルバーウィークで、松原通りも大渋滞。この写真を撮るのにも、車の切れ目を待たねばならず、一苦労でした。
続いて、松原通りを東へに折れ、大和大路辺りに「西福寺」があります。この辺りは昔は、鳥辺野の地「六道の辻」と呼ばれた辺りです。今で言うところの心霊スポットでしょうか。
弘法大師がこの地で、6つのお地蔵さんを作って祀ったうちの1つが、ここにある、「子育て地蔵」または「六波羅地蔵」と呼ばれる地蔵尊です。若い住職に尋ねたら、本堂の襖の奥に祀ってあるご本尊を、拝見させてくれました。
「西福寺」の向かいには、「幽霊子育飴」があります。女性が夜な夜な飴を買いに来るので、不思議に思った店の主人が後をつけると、その女性は実は幽霊で、生き別れた赤ちゃんに母乳代わりに飴をあげて育てていた、という昔話に登場する飴です。飴は麦芽糖100%の手作り飴で、素朴な味。「六道の辻」の怖〜い名物の1つです。
(続く)