岩倉三面石仏

以前に紹介した、実相院近くの目無地蔵さんを訪ねて、再び岩倉へ。
まずは、途中の深泥ヶ池を過ぎた坂道に、祠を発見。


八瀬で見かけたものと同じ、岩肌のお地蔵さんかと思いきや、ちょっとお姿が違います。

手水鉢には「観音水」とあり、祠の上部に「那智観音」と書かれていました。
この場所に「那智観音」が祀られている謂われは、ちょっと不明です。脇には平成9年改修と
書かれていました。昔からよく通っていた道ですが、以前は存在に全く気付いていませんでした。



そして、再び目無地蔵さんへ。目が無いから「目無地蔵」。これは実は三面体なのですね。
以前はそれを写真に収め忘れていたので、再チャレンジ。

向かって右が坐像。左が立像ですね。坐像の方は正面から見た方が、分かりやすいでしょうか。



実相院をさらに北へ上がると、石座神社(いわくらじんじゃ)があります。

その東側にも大きな三面石仏があります。

向かって左は、地蔵さんの立像、右には、螺髪の形が見えます。調べてみると十一面観音の
ようですが、前掛けの紐がちょっと苦しそう。
それにせっかくの、三面石仏なのに、祠の壁板が密着しすぎで、全身が見えないのが残念です。