長岡京市楊谷寺ぶらぶら(その2)〜乗願寺編


弥勒谷十三佛」の横に、浄土谷大佛(おおぼとけ)の案内板がありました。

ちょっと寄り道してみると、山の中にのどかな田園風景が。まったく人家の見えない
こんな山奥でも選挙ポスターが貼られています。注目度よりその心意気が大事なのでしょう。

途中間違えて入ってしまった霊園墓地の、ベンチの脇に何やら怪しい小屋を発見!
この奥行きに、入口の細さは、一体何のための小屋なのでしょう。屋根は外れないし、
裏側に扉もありません。入口はただ一つのみ。私は、天才バカボンに登場するウナギ犬
の住み家を連想しましたが、真実や如何に!



疑問を残したまま先へ進むと、浄土谷「乗願寺」へ到着。手入れのされたきれいなお寺です。

声をかけても誰もいません、どうやらお留守のようです。失礼して本堂のふすまを開けると、
中には見事な大仏さまが。説明板によると、高さ2.8m、平安時代後期の作のようです。
手前には大仏さまのお参りの作法が書かれていて、願い事が特にない人は「右まわり」不幸が
多い方は「左まわり」に参拝し、男は大仏さまの「左ひざ」を女は「右ひざ」に触れて、慈悲
をいただいてくださいと記されています。


大仏さまにはこんなに近くに寄れて、実際にひざに触れることも出来ます。大仏さまの後ろ左右
には、他の仏さまも祀られています。こんなに立派な大仏さまを身近にお参りすることができる
所が、洛西観音霊場の番外なんてもったいない!でも余り有名になって、警備が厳しくなっても
困るので、かくれた名刹ということで、そっとしておきましょう。ちょっと感動モノです。