長岡京市のお地蔵さん〜西国街道ぶらぶら (その2)


長岡京駅前を通り過ぎ、そのまま南へ進むと、「お立寄りスポット・神足石仏群」の案内板が。
矢印の方向へ進むと、ちょと変わったお地蔵さんがありました。


祠の中に祠が納められています。名前は「波羅密地蔵尊」。調べてみると、波羅密とは、
仏教の6つの修行のこと。このお地蔵さんにお参りすると、その修行の効果が得られる
ということなのでしょうか。大変珍しい種類のお地蔵さんです。


さらにその先を進むと、墓地の中に目指す石仏群がありました。

入ってすぐには、夥しい数のお地蔵さんと、奥には6人のお地蔵さんが並んでいます。

六地蔵のようです。さらに奥には、

阿弥陀如来と釈迦如来、どちらも江戸時代後期の作とありました。


六地蔵の向かいには、

5つの石像が並んでいます。真ん中の石像には、どことなく見覚えがあります。もしや、閻魔さんでは
ないでしょうか。ということは、以前岩倉で見かけた、「十王堂」の十王の内の、五王ということですね。

案内板によると、左から「司命」「太山王」

五道転輪王」「司録」と呼ぶようです。閻魔さんとお地蔵さんは同一人物のようですから、
六地蔵と十王は、今風に云えば、ツレのツレという間柄でしょうかね。


再び西国街道に戻ると、道端にJR神足駅の案内板が。

どうやら、地元公民館のようです。駅名変更した際に、譲り受けたのでしょう。シャレっ気がいいですねぇ。

民家には、やっと普通のお地蔵さんが。でも、「お地蔵さん」の表札がデカ過ぎ!



この辺りの西国街道は、石畳で整備されていて、神足商店街となっています。
平安京より古い、長岡京には京都市内と違った、見どころがあって面白かったです。

石畳道の最後には、愛宕山の常夜燈がありました。でも、ここには愛宕神社のお札は祀られていません。
その辺も、京都との違いですね。