不思議な庇

赤瀬川原平氏の発見した、超芸術トマソン」をご存じですか。
トマソン」とは、街角にある無用の長物に芸術性を見出したもので、たくさんの出版物や
それを開拓する収集家(トマソニアン)がいます。


そこで、以前から気になっていた、河原町五条にある不思議な物件をを紹介します。


トマソン」にはいろいろな定義された、ジャンルがあるのですが、これは何に該当するのでしょう。
不思議な庇です。横から見ると完全な平面ですが、なぜこの部分だけ色分けしたのでしょう?
壁面と同色でも良かったように思いますが、何か強いこだわりがあったのでしょうか。



たぶん庇のペイントをすることで、玄関に表情を表したかったのでしょう。
「入れ墨の眉毛みたい」と表現したら、実際にされている女性に怒られるでしょうか。
道行く人は、この不思議な庇の存在に、誰も気づかずに通り過ぎていきます。