飛び出してきたお地蔵さん?

西木屋町通りで見かけました。

家もお地蔵さんの祠も、どちらもかなり年季が入っています。

横からよく見てみると、お地蔵さんと家の間に隙間がありません。ぴったりとくっついています。
完全に家の一部として取り込まれたお地蔵さんは、「塗りカベ地蔵」として何度も遭遇してきましたが、
なぜここのお地蔵さんは、ここまで独立しているのに、後ろの面だけ家にくっついてしまっているのでしょう。


正面に戻ってよく見ると、手水鉢は横の柵の中に入っています。この位置関係も不思議です。
大体、手水鉢はお地蔵さんの前方にあるものなので、もしかすると初めは家の内部に「塗りカベ地蔵」として顔だけ出していたお地蔵さんが、家の中が手狭になったのか、はたまたお地蔵さんの意思で前進して、今の位置に落ち着いたのではないでしょうか。

家にもお地蔵さんにも歴史ありって感じですね。