おはぎの今西軒とおせきもち

烏丸五条にある「今西軒」に行ってきました。
 
「巴屋」もそうでしたが、こちらもうっかりしていると、見落としがちな店構えです。
おはぎの名店は販売数が少ないので、昼過ぎにのんびり行くと閉店していることがあり、お店を探してウロウロとさまよう羽目になりますので、注意が必要です。

この日は午後2時頃に行ったのですが、「こしあん」と「きなこ」は売り切れで、「つぶあん」だけが辛うじて残っていました。
ちなみに一番人気は、「きなこ」の様で『お1人様10個まで』と書いてありました。

こちらが「今西軒」のつぶあん1個170円です。「巴屋」のおはぎと比べると、あんこがしっとりしています。上品な甘さのあんこが美味です。次回は「きなこ」と「こしあん」に挑戦です。


偶然、この日の夕方に城南宮名物の「おせきもち」をいただきました。

京都のあんこ系スウィーツの中では、「おせきもち」は忘れてはいけません。その昔、鳥羽街道を行き来する旅人に、「せき女」という娘が、編み笠の形をした餅を茶店で出していたのが、始まりだとか。

お餅は白餅と草餅の2種類があります。「おせきもち」はおはぎと違って、お餅をあんこで包んでいません、ぼってりと上に乗っているだけです。下はしっかりと杵でつかれたお餅ですから、小粒でも結構お腹がいっぱいになります。
昔の旅人はこれで腹ごしらえをして、京や大坂に向かったのでしょう。