五条楽園のお地蔵さん

鴨川の西岸、高瀬川通りの五条と七条の間に、「五条楽園」と呼ばれる地域があります。
昔のお茶屋さんなどの昔の面影が残っているので、ぶらぶら歩いてみました。

まずは、五条大橋の南、鴨川を望むお地蔵さん。苔むす屋根が歴史を感じさせます。石造りの祠が大きめで、堂々としています。

続いて、河原町五条を少し下がったところにある、お地蔵さん。京都市の広報版の支えになってしまっています。これをサンドイッチマン地蔵」と名付けます。「街のサンドイッチマン」の唄にあるように、本体は誰からも振り向いてもらえない哀愁を感じます。







サンドイッチマン地蔵」の向かい側にあるお地蔵さんです。お寺の横にあるのに、このガードの物々しさは、何なのでしょう。中に納められた「ペットボトル」の折鶴が哀れです。これは「牢獄型地蔵」と名付けましょう。一日も早く自由になってもらいたいです。






少し下がって、河原町正面あたりのお地蔵さんです。全体的に四角い作りで、上半分を覆うビニールシート、そして鉄製の土台が事務用品のようなセンスを感じさせます。これは「事務所型地蔵」です。土台には鍵付き扉がついていますが、重要書類でも入っているのでしょうか。

これは、公園の近くで見つけました。上半分をガラスケースで覆われていますが、丁寧に祀られているのが見て取れます。やっとほっと出来るお地蔵さんに出会いました。やはりお地蔵さんは人の生活の場の近くにあるのが、一番です。

次は、高瀬川沿いのお豆腐屋さんの横にあったお地蔵さんです。一本橋を渡った正面がお地蔵さんというロケーションが良いですね。

これも高瀬川沿いのお地蔵さんです。レースのカーテンは日差しからお地蔵さんを守っているのでしょうか。失礼して、カーテンをまくったら、珍しい交通安全のお地蔵さんでした。地元の子供の無事を守っておられます。




本日の締めは、京阪五条の東にある「弁慶うどん」です。甘いお揚げと辛いきんぴらとお肉が入っていましたが、ほんとに辛かった。店内は有名人のサインでいっぱいでした。一杯900円です。