屋根を守ったお地蔵さん

下京区、菊浜のお地蔵さん。

古い住宅街によくある、長屋に挟まれたタイプのお地蔵さん。

よ〜く見ると、右側の壁の部分が少し削られています。前回の屋根を削ったお地蔵さんとは対照的に、壁の方が削られています。

土台の石の部分も新調されているようですので、この際同時に新調して、いざ完成品を納めようとしたら入らなかったんでしょうね。「おい誰だ、この祠を発注したのは!」「いやぁ、設計の段階では入るはずだったのですが…。」等々、あわてぶりが目に見えるようです(笑)
それにしても、コンクリートの壁を削るくらいなら、屋根をノコギリで切った方が簡単だったと思うのですが、そうしなかった住人の心意気が立派です。