三十三間堂あたりで

 4月19日天気の良い日曜日に、三十三間堂に行ってきました。

本堂の中の千手観音や風神雷神像は、見応え十分でしたが、写真撮影が禁止なのが残念。
仕方なく建物の外側を撮影しました。柱の間が33あるので三十三間堂。全長120mあります。
昔はこの軒下で「通し矢」が行われていたそうですが、向こうが見えません。
因みに、現在成人式の日に行われている「通し矢」は、この半分の距離だそうです。


境内には夜泣き封じのお地蔵さんが。

このお地蔵さんに1週間奉納した前掛けを、枕の下に敷いて寝ると、夜泣きが治るそうです。

お地蔵さんはどんな願い事もかなえてくれます。



境内の中には、ちょうど八重桜が見ごろでした。


次に足をのばしたのが、豊国神社。

唐門は国宝で、西本願寺大徳寺とともに国宝三唐門だそうです。

残念ながら、唐門より先には進めませんでしたが、外塀にはたくさんの瓢箪形の絵馬が掛っていまし
た。お地蔵さんと同じで、太閤さんもどんな願い事でも、叶えてくれるみたいです。


豊国神社の隣は、方広寺。わらべ唄に残る、京の大仏さんがあったお寺です。

大仏さんは焼失し、残っていませんが、家康の怒りをかったことで有名な梵鐘はそのままです。
鐘楼の天井画もきれいな色彩を残しています。

梵鐘をよく見ると、確かに「国家安康」「君臣豊楽」の文字が見えます。
もっと大きな字で、書かれていたのだと想像していましたが、たくさんの文字のうちのたった8文字で
豊臣家は断絶させられてしまったのですね。天下の争いとは、怖いものです。


さて、今日のぶらぶらの最後の締めは、七条通りにある「つるき餅本舗」です。

毎日放送の「ちちんぷいぷい」でも紹介されたことがあるようで、おススメの「京風みたらし団子」を
いただきました。ここの「みたらし団子」は黒蜜にきなこをかけた味です。

抹茶とセットで500円。黒蜜きなこがとってもおいしかったです。ごちそうさまでした!