豪華な装飾の大日さん

東本願寺の近く、下数珠屋町通りで見かけた大日さん。

この辺りは、文字通り数珠屋さんや仏具屋さんが多いので、大日さんの祠の装飾も立派です。

大日如来と書かれた銅版の文字もどなたかの筆によるもののようです。最後に落款が押されていますが、残念ながら私には読めません…。

欄間の法輪の透し彫りも見事。懸魚の中央にある飾りを「六葉」、突き出た丸棒は「樽の口」と呼ぶのだそうです。

梁に施された金具は、「八双金物」というもので、両脇にある金具が「入八双」中央部の金具が「出八双」と呼ぶのだそうです。
う〜ん勉強になるなぁ(笑)

屋根の垂木にも1つ1つ飾りが施されており、なんとも見事な祠です。

こんな見事な祠に祀られている大日さんはふくよかで、やっぱり堂々とされているように感じます。
子どもにお化粧をされた大日さんから、こんなに豪華に祀られた大日さんまで。
京都の「ののさま」は町内によって、いろいろなお姿があるようです。